ヤマイの反省の話題

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ヤマイの反省の話題

エロ漫画家の苦悩と反省のおはなし

自己紹介に代えて、あなたが読んだ事もない漫画のあとがき

漫画

 まずははじめまして。

 大体のところ、プロフィールに記載したお仕事依頼の連絡先が本文で後はおまけという、実にさもしい目的で開設したブログですのでここには何も書いたものかとしばし悩んだわけですが、とりあえずは宣伝も兼ねて自分の漫画についてあれやこれや書いていこうと思います。画像を貼ったりという事もあるかと思いますが、ものがエロだった場合には極力隠す所は隠すように配慮するつもりですのでその辺はお許し頂きたい次第です。

 という訳でまずは僕の作品を紹介していくのが何よりの自己紹介になるかと思いましたので、これから何回かにわけてウェブ上で読んで頂ける作品についてちょっとした解説など書いていこうと思います。

 

 最初は何にしようかと検討の結果、無料で見て頂ける事、いちおう全年齢向けである事などを考慮し、株式会社Jコミ様の運営する「マンガ図書館Z」に掲載されている『山井逆太郎ショート作品集』を取り上げさせて頂きます。これは過去に『コミックドルフィン』などのエロ漫画雑誌に掲載された4コマ、イラストコラム、ショートギャグ漫画などの単行本未収録作品をまとめたものであります。

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                           マンガ図書館Z | 山井逆太郎ショート作品集

 

 以下、掲載順に解説していきます。発表順の関係で所々話が前後してしまうかもしれませんが何とか頑張って話を整理していこうと思います。皆さんがすでにこの作品集を読まれたという体で話を進めていく厚かましさは何卒ご容赦頂きたいところです。

 

マドリッドの休日』(「コミックジャンボ」〈桃園書房〉に掲載)

『コバルトブルーの駱駝』(「コミックドルフィン」〈司書房〉以下、断りのない作品は全て「コミックドルフィン」に掲載されたものです)

 発表は『コバルトブルー〜』が先であります。第1話のイラストテレカのお話、これは実はこの前に連載していた4コマ漫画『それがどうしたっていうんだ』の没ネタです。雑誌の表紙イラストのテレカを読者プレゼントにする企画は色々なエロ漫画雑誌で

行われており、そういった業界ネタは洒落にならないということで没となったのですが、『コバルトブルー〜』の頃にはコミックドルフィンでも同様の企画をやっており、(ドルフィンではクオカードでした)自分達でもやっていることならシャレになるのではないかという事で復活と相成りました。

 このシリーズは最終的に「コミック激ヤバ!」〈メディアックス〉に移動して『スノードロップは夢見ごこち』というタイトルでしばらく連載されたのち、いちおう完結しましたが、機会があればまた続きを描いてみたいものだと思っております。

 

『変なやりかた』4コマ版

 「コミックドルフィン」で初めて連載したショート漫画であります。その頃僕は漫画の原稿の裏に身辺雑記的な落描きをよくしておりまして、それが編集者さんにそこそこ好評を博しておりました。で、こういうのを実際に連載してみないかという事で始まったものなのです。そういう経緯でしたし、その頃ドルフィンには他にも何本か4コマの

連載があっていずれも日記漫画的なものでしたから当然僕もそういうものを期待されて

いたと思うのですが、後述のように不条理4コマでデビューし、それをあっさり打ち切られた経験を持つ人間としてそのリベンジがしたいという思いが膨らみまして、結果まあそういう内容になりました。

 この『変なやりかた』は大半がエロ漫画単行本『変なやり方成年エディション』に収録されまして、この作品集にはそこから漏れたものを掲載しております。

 

『変なやりかた』イラストコラム版

 エロ漫画雑誌に4コマが数本も連載されているのはさすがにおかしいという判断になったのかどうか、それらが全て半ページのイラストコラムに変更される事となり、『変なやりかた』も当然そういう形で再出発となりました。最初は4コマと同様の路線で描いていたのですが、しばらくして並行して4コマの連載もする事になったので内容が被らないようこちらの方は僕のオタク趣味の話題などを語るコラムへと修正されました。

 このオタクネタをゆるーく語っていくという路線は『コバルトブルーの駱駝』へ、そしてウェブ雑誌『WEB版激ヤバ!』にて現在隔月連載中のコラム付き4コマ『明日を悔やむ』まで続いております。

 

『それがどうしたっていうんだ』

 で、コラム版『変なやりかた』と並行して始まったのがこちらの作品であります。これを始めるに当たり、例えばほりのぶゆき先生などがよくなさっている、一つ芯になるテーマがあってそれに沿って展開していく4コマのスタイルに憧れていた僕はここで特撮ヒーローものに登場するいわゆる「怪人」というやつでそれを試みたのでした。エロ漫画雑誌の編集部を舞台に昭和臭漂う怪人や悪の秘密結社が暗躍するという無茶な展開は当然のごとく尻すぼみになっていき、己の力量不足を痛感させられる結果となるわけですが、未だになんとなく気になるテーマであります、怪人。

 

『ロバート・シュリンゲル大佐とその一味』(「まんがシャレダ!!」〈ぶんか社〉)

『空飛ぶ無政府主義者(「コミックポコちゃん」〈同上〉)

 これが僕の商業誌デビュー作であります。時期的にはそれ以後の4コマ漫画のあり方を劇的に変えてしまった吉田戦車先生の『伝染るんです』の衝撃がまだ冷めやらぬ頃、僕のこの作品にも多大な影響が伺われるかと思います。

 この頃はまだ健在であった伝説的雑誌『月刊漫画ガロ』には当時「4コマGARO」という、素人の4コマを掲載するコーナーがありまして、学生時代の僕はそこに「ジョニ村へろ美」というペンネームでせっせと葉書を送っておりまして、結構な確率で掲載されておりました。(本編掲載を目指して投稿も度々しておりましたがそちらはついに採用される事はありませんでした)

 そうこうしているうちにそのコーナーの担当編集者さんから雑誌の仕事を紹介して頂き、他数名の常連投稿者とともに上記雑誌でデビューという事になりました。結局ごく短期間で連載はあえなく打ち切られてしまい、それからエロ漫画へと転じて10年近く後に再び4コマ漫画を描く事になるわけであります。

 

 と、まあここまでダラダラ書き連ねてきましたが、はたして「読んだ事もない漫画のあとがき」なんてものを読んで下さるような忍耐強い方がいるのかどうか。もし読んで下さったのなら僕の語彙では思いつかないような感謝の言葉をささげたいです。漫画の方まで目を通して下さったのならなおのこと。

 ひとまずこんな所で。