ヤマイの反省の話題

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エロ漫画家の苦悩と反省のおはなし

忘れないうちに、画材の話でも 思いがけない消しゴムとの出会い

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頭の漫画と記事の内容に全く関連がないのはいつものことなので今更あれこれ思い煩っても詮無いことはあるのですが、でも漫画がさり気なく本文のテーマを表現したものであったらブログとしてはかなりかっこいいでしょうね。

  

のブログのプロフィール欄には漫画やイラストのお仕事を募集するべくメールアドレスを記入しておりますので僕としては本文以上に注目して頂きたいと思っているのですが、こちらには僕が某地区の町内会役員を務めているということも書いております。そんなものをやっていると色々と面倒くさい用事が舞い込んできたりするものですが、昨年はその関係筋から頼まれて国勢調査員などというものをやる羽目になりました。

 何しろ日本に居住するすべての人間が調査対象ですから割り当てられた受け持ち地区の全部の家を虱潰しにするわけです。大抵のお宅ではそれなりに丁寧に対応してもらえましたが中にはあまり気持ちの良くない応対をされたり、あからさまに居留守を使われたりなんてこともやはりありました。まあどうにか無事に終われましたし、報酬も頂けたので調査そのものに対してはもう何も言うことはありませんし、守秘義務もありますからここに詳しいことも書けないのですが、この国勢調査に於いて報酬や経験以外に思いがけない収穫があったのでした。

 

勢調査にあたっては当然のことながら様々な備品が支給されます。身分証明書や様々な書類を入れるバッグ、腕章など大半のものは調査終了と共に返還しましたが、余った筆記用具のいくつかはそのまま手元に残りました。それらは別に使うこともなく引き出しにしまわれていたのですが、ある時漫画の原稿を描いていて買い置きの最後の消しゴムを使い切ってしまった際にふとそのことを思い出してその支給品の消しゴムを手にとったのでした。国勢調査の時にはそれほど出番はなくてほぼ新品の状態だったのでその時点ではその消しゴムの使用感の印象には特にこれというものはなかったし、官給品に何かを期待する気持ちもなかったのですが、実際にこれで広い面積を消しにかかった時に驚き、というのは少々大げさにしてもそれに近い感情を覚えたのでした。

 

 軽いタッチで実に素晴らしくよく消えるのです。広い面積も苦にならずどんどん描き損じが消えていきます。しかもケシカスもそこそこまとまってくれます。

 

 消しゴムをかけるという作業が少なくともその瞬間はとても楽しいものになりました。支給品の消しゴムは小さいサイズのもので、しかもその原稿が大幅な描き直しを要求されていたこともあってあっという間に小さくなってしまい、いても立ってもいられなくなった僕はすぐに文房具店へ走り、支給品より大きいサイズの同製品を複数購入したのでした。

 

ットで調べてみるとそれは文具好きにとっては言わずもがなの一品だったようで本品を賞賛する声をたやすく多数見つけることができました。してみると今ここに何も書かずに終わっても大半の方に「ああ、あれのことか」と分かって頂けるのかもしれません。でもそういうわけにもいかないでしょうから商品名だけご紹介して終わることにしましょう。

 

 とにかくこの消しゴムに出会えたというだけであのただただ面倒な国勢調査員を引き受けた甲斐があったというものです。