古い映画と比較して最近の映画を腐すような大人にはなりたくないのだが
皆さんは巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督による1965年の映画『アルファヴィル』をご覧になったことがあるでしょうか。この作品、未来の宇宙都市を舞台にしたれっきとしたSF映画なのですがいわゆる特撮を一切用いずその世界観を表現した作品として知られています。
続きを読む自分がこれまで描いてきたのは単なる線の集合体でしかなかったのか
- はじめに
- とある部位とは鼻である
- 「で、俺は鼻のどこを描いていたんだ?」
- 問題点がわかったところで
はじめに
僕が漫画やイラストなどで人の顔など描く際は僕が関心のあるジャンルで主流になっているある程度様式化された描き方を取り入れているわけですが、しばしば他人様の描き方をそのまま丸写しのように採用してしまうことがあります。
それらは偉大な先人たちが観察と試行錯誤の末にたどり着いた素晴らしい成果物であります。何も考えずそのまま取り入れてもほぼ間違いのない逸品ではありますが、とは言え先人たちがなぜ人の顔をそのように描いているのか、今自分が描いている線は実際の人の顔のどの部分なのか、そういったことを深く考えずにただなぞっているだけだと思いがけず深く悩む羽目に陥ったりするものです。
今回は人の顔のとある部位についてかなり長期間悩んでいたが最近ようやく答えらしきものに辿り着いたというお話です。
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