ヤマイの反省の話題

ヤマイの反省の話題

エロ漫画家の苦悩と反省のおはなし

僕は漫画が描きたかったのか、ペンネームを名乗りたかったのか

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人情報がうっかりミスや悪意によってネットに流出、なんてことが度々問題になる昨今、先日僕もやらかしてしまいました。

 前回の記事「Clip Studio Paintで初めて漫画原稿を仕上げてみた感想」において僕のパソコンからのスクリーンショットをいくつか掲載したのですが、僕の本名から名前が付けられたホームフォルダの画像をばっちりそのまま載せてしまったのです。2日後に気がついて慌てて修正したのですがちょっとばかり手のひらがじっとりしてしまいました。

 なんて、万単位の読者を抱え、時には炎上すれすれの記事を書いたりして大人気のブロガーさんみたいなことを書いてしまいましたが、全くそういうのとは正反対の僕の立ち位置からするとまさに杞憂、という気もします。まあ少なくとも修正前に当該記事を読んで下さった素敵な皆さんの怒りを買うような行いだけはするまいと心に誓った次第です。

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Clip Studio Paintで初めて漫画原稿を仕上げてみた感想

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ロフィールを見て頂ければおわかりかと思いますが僕がこのブログを書いているのにはいささかの宣伝的意図があるのは隠しようのないところでして、今回もまた新作の宣伝を兼ねつつ進めさせて頂きます。

 目下好評配信中の『WEB版激ヤバ!』Vol.80(メディアックス)に16ページのエロ漫画『よしあき君・イズ・デッド』を掲載させて頂いております。この作品単体でもご購読頂けるようなので18禁であることにご配慮お願いしつつよろしくお願い申し上げる次第でありますが、今回本作を完成させるにあたり、セルシスのペイントソフトClip Studio Paint、略称クリスタを初めて本格的に使ってみました。これまで同ソフトはカラーイラストを描く時には大いに活用してきたのですがモノクロの漫画原稿には同社の一世代前のソフトであるComic Studio、略称コミスタを使い続けていたのです。色々戸惑ったところ、感心したところがありましたので以下思いつくまま書いていこうと思います。クリスタに関するあれやこれやは既にネットにあふれておりますし、それらの多くはこれからデジタルでお絵描きをしてみようという人にとって為になる実践的で有益なものばかりですから僕がこれから書くような、どちらかというと感想文に類するものに読み物としての価値がどの程度あるかと言われるとあれですが、何とか多少なりとも価値を付与する努力をしつつ進めていこうと思います。

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ボーカロイドのかっこよくない愛で方について

「後で夜鳴き鶯の昔話というやつを私は聞いた。機械じかけの鳥の歌をありがたがる、どこかの国の皇帝の話だ」

 僕の大好きなアニメ『THEビッグオー』第2話から、高級クラブで歌うアンドロイドの少女、R・ドロシーとその歌声に聞き惚れる客達を見ている主人公ロジャーのモノローグであります。…先ごろ『WEB版激ヤバ!』での連載を終了したコラム付き4コマ『明日を悔やむ』で3、4年ほど前にボーカロイドをネタにした時も実は冒頭にこれを引用したのですが、他に気のきいた書き出しが思い浮かばなかったので使い回しさせて頂きました。(『明日を悔やむ』はまだ全話配信しておりますのでこちらもよろしければ…)

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お題から流れるように宣伝へとアレする

「4年間で変わったこと、変わらないこと」はてなブログは4周年!

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 このお題に応募する予定はなかったのですが、ふと思い返してみるとちょうど4年前にとても大きな変化を経験しており、近々こちらで取り上げようと思っていたことがそれとも多少関わっていたのでそれならばと遅まきながら書かせて頂くことにしました。

 

分の変化というものについて考えた時、できることなら自分では変わったとか変えたとかなんてことは全く考えもせず、人から「変わったね」、もしくは「そういう所は変わらないね」なんて言われて初めて自分の今のありように気づく、というくらい無我夢中に突っ走る人間でありたいものです。

 しかし実際は走りながらあれこれ迷ったり考えこんでしまうタイプで自分が今人からどう見られているかなんてことがすごく気になってしまう人間だし、僕の変化を気に留めてくれるような友人も身近にいないので自分で変わったこと、変わらないことを考えなくてはなりません。

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エロ漫画を描いてみたいあなたと今後も描き続けたい僕のために

ロ漫画を読んだことがない、もしくはごくたまにある用途で使用する以外で手に取ることはないといった人はエロ漫画についてどういう印象をお持ちでしょうか。売れない漫画家がとりあえず糊口をしのぐ避難所?確かにかつてはそういう側面も持っていました。それだけに最低限エッチなシーンがメインになっていれば後は何を描いても良いみたいな自由というかいい加減というか、そんな雰囲気も持っていました。

 インターネットの普及とともにより手軽且つ秘密裏にエッチなメディアに触れられるようになった今日、自慰行為のおかずとしてのエロ漫画の地位はかなり低下していると思われますがその結果いよいよ陰にこもってごった煮的避難所の性格を強めていくかと思いきや、逆にジャンルとして純化していって執筆する上でより専門的技能を要するものになっていっているようです。

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適正なヒロインの胸の大きさについて

ニメ、漫画など2次元の物語が映画などの実写作品に比べて優れている点は、まず第一に「ヒロインの胸の大きさを自由に設定できる」ことであるというのは多くの人々にご賛同頂けるのではないでしょうか。自分の好きなアニメや漫画が実写化されたがヒロインの胸の大きさが原作と著しく異なっていてがっかりしたという経験をお持ちの方は少なくないのではないかと推察する次第です。

 先ごろ放送が始まった2本のライトノベル原作アニメがキャラクターの構成や第1話の展開がほぼ一緒だったというのが話題になっていましたが、この2つの作品において決定的に異なっている要素が一つありました。件のアニメをご覧になっていない方でももうおわかりかと思いますがそう、

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         メインヒロインの胸の大きさであります。

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忘れないうちに、画材の話でも 原稿用紙の巻

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んにち真の独創というものが果たしてあり得るのかという問いかけは自分の独創性の無さへの言い訳にしか聞こえないのであまり考えないように心がけてはいますが、とはいえ既に大勢の頭のいい人がたくさんの偉大な業績を残してしまった後の世界に私たちが生きているのもまた事実であります。

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