ヤマイの反省の話題

ヤマイの反省の話題

エロ漫画家の苦悩と反省のおはなし

適正なヒロインの胸の大きさについて

ニメ、漫画など2次元の物語が映画などの実写作品に比べて優れている点は、まず第一に「ヒロインの胸の大きさを自由に設定できる」ことであるというのは多くの人々にご賛同頂けるのではないでしょうか。自分の好きなアニメや漫画が実写化されたがヒロインの胸の大きさが原作と著しく異なっていてがっかりしたという経験をお持ちの方は少なくないのではないかと推察する次第です。

 先ごろ放送が始まった2本のライトノベル原作アニメがキャラクターの構成や第1話の展開がほぼ一緒だったというのが話題になっていましたが、この2つの作品において決定的に異なっている要素が一つありました。件のアニメをご覧になっていない方でももうおわかりかと思いますがそう、

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         メインヒロインの胸の大きさであります。

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忘れないうちに、画材の話でも 原稿用紙の巻

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んにち真の独創というものが果たしてあり得るのかという問いかけは自分の独創性の無さへの言い訳にしか聞こえないのであまり考えないように心がけてはいますが、とはいえ既に大勢の頭のいい人がたくさんの偉大な業績を残してしまった後の世界に私たちが生きているのもまた事実であります。

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毎日が日曜日な僕にその日は来るのか

今週のお題「私のテーマソング」

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っぱしの音楽好きのつもりでいた僕ですが、「私のテーマソング」というお題で何か書こうと思った時に変に身構えてしばらく手が動きませんでした。普段音楽を聴いて何か感じてもそれをきちんと言葉にするといったことをこれまでしてきませんでしたし、何より僕が自意識過剰だからです。というのも僕は日頃洋楽を聴くことが多いもので、このお題で真っ先に頭に浮かんだ何曲かもやはり洋楽だったのですがそれと同時に虚空の彼方から「英語もろくにわからないくせに洋楽がテーマソングだってプークスクス」という声も聞こえてきましてしばし身悶えして何も書けなかったのです。

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忘れないうちに、画材の話でも 消しゴムの巻

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きごろ実写映画化された『バクマン』を僕は全巻は読んでいないのですが、知っている範囲ではあの作品に登場する漫画家の多くが完全アナログ環境で漫画を描いています。漫画を描いている姿というのを読者に分かりやすく見せようと思った時には、パソコンの前でこしょこしょやっている姿よりもそっちの方が圧倒的に説得力があるし余計な説明も不要でしょうから、そういう演出上の都合であえてそのように描いているという側面もあるのだとは思いますが、NHK教育テレビで放送していた『浦沢直樹の漫勉』などを見ていると、どうやら現実に第一線で活躍しておられる諸先生方ではアナログな手法のみで原稿を完成させている人が多数派のようです。

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町の本屋さんの絶滅を嘆くふりだけする偽善者な私

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う随分前から日本中で起こっている事ですが、僕の住んでいる町でも気がつけばいわゆる町の本屋さんってやつがほとんど見当たらなくなりました。小学校の帰りに立ち寄っては長時間立ち読みをして店主のおばさんから怒られていたあの店も、少し前にこのブログで取り上げた『猟奇王』を買ったあの店も、大学生の頃に毎月『月刊漫画ガロ』を購入していたら頼みもしないのに『ガロ曼荼羅』(TBSブリタニカ)を入荷しておすすめしてくれたあの店も、僕は神戸在住なんですがあの阪神・淡路大震災で結構ボロいビルに入っていたにも関わらず奇跡的に倒壊を免れ、かなり早い時期に営業再開してくれたあの店も、駅のすぐ目の前にあるという以外は品揃えなどこれといった特徴もなく特に思い出のないあの店も、その他今思い出せる店は悉くなくなってしまいました。

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忘れないうちに、画材の話でも トーン削りの巻

 

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 回はトーンのお話です。デジタルで絵を仕上げるようになって一番嬉しかったのがこのトーン貼りが大幅に楽になった事ですね。あの切って貼ってこすって定着させてコシコシと削っていく作業って単調だし地味に体力を削られていくし、気がつけばそれだけで一日が終わってしまうしで本当に大変でした。

 古い人間ですから今でも実体のある完成原稿の満足感はやはりデジタルに優るものがある気がしますし、お店で色々なメーカーの様々な柄のトーンを探すのはとても楽しい時間でした。また後にパソコンを導入してからアナログ時代に愛用していたメーカーのトーン柄が諸般の事情でデジタルでは使えずがっかりなんて事もありましたが、それらを差し引いてもトーン貼りがしんどい事には変わりなく、何とか少しでも楽できないものかと日々思っていたわけです。で、ある時「トーン削りに電動工具を導入すれば良いのではないか」と思いついたのでした。

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忘れないうちに、画材の話でも

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 材について書こうと思った時に何を忘れる事があるのかと申しますとですね。

 僕は漫画やイラストを描くにあたっては線画までを手作業で行い、それをスキャナでパソコンに取り込んで仕上げていく形をとっています。漫画ですと枠線、フキダシ、効果線、書き文字、ベタ、ホワイト、トーン貼りがデジタル作業になります。

 今ではネームから完成まで完全にパソコン上で行ってしまう人も珍しくないというか、そっちの方が主流になりつつあるので僕のやり方はもはや古臭いと言っていいでしょう。そんな具合で重要な作業を未だにアナログで行っている僕としては当然ながらその道具についても色々とそれなりに思うところがあったりするわけなのです。他ではデジタルに劣る所があったとしても道具選びの楽しさというのは現代でもアナログがデジタルの追随を許さない点であります。

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